書評

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『ビジネスデザインのための行動経済学ノート』を読んだ感想

久しぶりに書店に立ち寄った際に面白そうな本があったので試しに読んでみました。 最近、上司や経営層がどういった思考回路で考えて物事を判断しているのかに興味があり、意思決定に関する本を読んでいます。 それらの本の中では『行動経済学』というワードが頻繁に登場していて、合理的ではない人の行動に焦点を当てた学問である『行動経済学』を理解しているか否かが意思決定の質と密接に関わっていることが分かります。 本書 […]

『多様性の科学』を読んだ感想

Kindle版で期間限定セールの対象になっていたので読んでみました。 大雑把に本書をまとめると、組織を構成するメンバーに多様性を持たせることで、組織全体での盲点が少なくなり、問題解決の可能性が高まるということです。 一見よくある言説のように感じますが、言うは易し行うは難しで、本書ではこれを実現できなかった組織/実現できた組織のケースを挙げ、多様性がいかに重要であるかを論じていきます。 事前に兆候を […]

『行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論』を読んだ感想

ここ最近、組織論に興味があります。 自分が所属している組織が急拡大を終えて過渡期に入っており、いわゆるミッション・ビジョン・バリューを改めて定義しなければならない状況にあって、「組織論」的視点が身近な関心ごとになっているためです。 (今までミッション・ビジョン・バリュー定義されていなかったのか?という指摘は至極ごもっともです。) そんな中、Amazonのレビューで評価が高く、しかも単なる自己啓発で […]

『機械学習を解釈する技術〜予測力と説明力を両立する実践テクニック』を読んだ感想

本の感想ではあるものの、久々にデータサイエンス系を投稿します。 今年に入ってから現場へのデータ活用推進やデータ整備を担当するようになったため、データサイエンス系の業務から長いこと離れていました。 とはいえ、頭の片隅ではデータサイエンス系の知識をキャッチアップできていない焦燥感みたいなものがありました。 そんな折、久々に書店に立ち寄った際に気になる本を見かけたので思わず本書をポチってしまいました。 […]

『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』を読んだ感想

久しぶりの書評になります。 今回紹介する本は、だいぶ前に買って積読だった『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』です。 この本の著者は、Yahoo!アカデミアの学長としても有名な伊藤洋一さんです。 本書を読んで特に印象的だったのは、以下の言葉でした。 私が言うプレゼン力とは、人前で発表するスキルでも、話すスキルでもありません。人に「動いてもらう」力です。 この人に「 […]

『物流危機は終わらない――暮らしを支える労働のゆくえ』を読んだ感想

以前から物流業界に興味があり、たまたま気になるタイトルの本をAmazonのKindleストアで見かけたので読んでみました。 物流業界は労働集約型産業であり、文字通り業務の大半が人間による労働力で支えられています。 しかし、国内では労働力人口は今後も減少傾向(※1)で、そのうえ物流業界は3K(きつい、きたない、危険)な仕事という先入観があるために新しい働き手も減少(※2)しています。 (※1)厚生労 […]

『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』を読んだ感想

以前、こちらの記事を読み、キーエンスという企業に興味を持つようになりました。 もともと、キーエンスは自分が就活していた頃から知っていました。 高年収でほんの一握りのエリートしか入れない企業という印象だったのを覚えています。 しかし、具体的にキーエンスがどんな事業をしているのか、また、どういう組織文化なのかは知りませんでした。 本書では、キーエンスの経営哲学である「付加価値の最大化」をどうやって社員 […]

『企画力: 人間と組織を動かす力』を読んだ感想

つい先日、職種を超えて提案書を作成するノウハウを身に付けてもらうことを目的に、社内で提案書作成講座が開かれました。 その講座に参加する準備として、まずは企画する力について勉強しておこうと思って本書を読みました。 実は以前、本書の著者である田坂広志氏の『知性を磨く』も読んだことがあります。 読み始めたらすぐに引き込まれて、一気に読み切ってしまったことを覚えています。 さて、本書を読んで印象に残ったこ […]

『「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問』を読んだ感想

知人に勧められて読んでみたので、少し感想を書きます。 本書の目的は次の通りです。 本書は具体と抽象を往復すること、つまり抽象化と具体化によって発想を豊かにするとともに、日ごろ私たちの身の回りで起こっているコミュニケーションギャップを解消することを目的としています。 この具体と抽象を往復する考え方を自らの頭に叩き込むため、29の問題を通してトレーニングをしていきます。 本書を読むことで、私たちが日頃 […]

『オブジェクト指向でなぜつくるのか』を読んだ感想

押入れを漁っていたらずいぶん昔に買った本が出てきました。 SIerにいた頃に買った本ですが、そういえばちゃんと読んでなかったなと思い、幾星霜のときを経て読むことにしました。 (わけあってKindle版を読んでます) この本を買った当時はJavaで開発していたこともあり、雰囲気でしか理解していなかったオブジェクト指向を正しく知りたいという思いがあった気がします。 さて、本書を改めて読んでみて、オブジ […]

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