『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』を読んだ感想

『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』を読んだ感想

Amazonでかなり高評価だったので読んでみました。

以前からマネージャーやアカウントプランナーたちが「ピーエルが〜」という会話しているのを耳にしていて、ピーエル(損益計算書:P/L)が一体何者なのか気になっていました。
また、最近『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』という本を読んで投資に興味を持ち始めていて、何はともあれまずは会計の基礎くらい知っておきたいとも思っておりました。

さて、本書ですが、正直めちゃくちゃ分かりやすかったですし、読んでいて面白かったです。
今まで本書以外で会計系の本を読んだことがありませんでしたが、この一冊で決算書とは何か、どう決算書を見ればいいのかを理解できましたし、さらに会計について興味を持つこともできました。

本書では、財務3表(貸借対照表:B/S、損益計算書:P/L、キャッシュ・フロー計算書:C/S)をもとに、財務3表がどの会社のものなのかをクイズ形式で回答していくことで、決算書から企業の戦略を読み解いていきます。
著者曰く、他の会計系の参考書とは異なり、実在する企業をもとに解説しているので実践的でもあり、企業のビジネス理解にもつながります。
例えば、コメダ珈琲、ドトールコーヒー、ルノアールは同じカフェ業界の企業ですが、各社で戦略が異なるために財務3表の構成も異なってきます。
こういったことは本書を読むまで気に掛けたことがなかったので、新鮮でした。
また、会計クイズでは、財務3表を構成比の棒グラフで表現した上で比較するので、視覚的にわかりやすく、気軽にクイズに参加できます。

最後に、この本の著者がTwitternoteinstagramでも会計クイズ等の情報を発信しているので、本書を読んだあとに見てみるとさらに会計の知識の理解が深まると思います。

参考までに、Twitterで発信している会計クイズを貼っておきます。