『ビッグデータ探偵団』を読んだ感想
- 2019.10.26
- 書評
会社のマネージャーや同僚に勧められて読んでみました。
『ビッグデータ探偵団』というザ・ITワードには似つかない可愛らしいタイトルに遜色なく、データ分析に携わる方から現場の営業の方まで幅広く読むことができる本だと思いました。
ざっくりと内容を説明すると、Yahoo!ビッグデータレポートチームが自社サービスであるYahoo! JAPANで蓄積している膨大な検索データをもとに、老若男女問わず「なるほど〜」と思わせるようなインサイトを導き出すというものです。
本書で述べられている以下の事項は、普段データ分析に携わらない方でも知っておくべきことでしょう。
- 相関関係と因果関係は必ずしも一致せず、見せかけの相関に気をつける
- データは例えるならば食材で、どう調理(分析)するかでその価値は大きく変わる
- データは見せ方(可視化)によって意味をもつ
当書を読むことでビッグデータをうまく活用すると何に役に立つのか、自分が担当している領域でのデータ分析応用へのヒントとなるでしょう。
データ分析に携わる方はもちろんのこと、現場やコンサルタントなど幅広いバックグラウンドの方にも読んでいただきたい本です。
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