『やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん ~アヤノ&ミオと一緒に学ぶ 機械学習の理論と数学、実装まで~』を読んだ感想
- 2018.01.25
- 書評
会社の昼休み。
暇つぶしがてら書店でぶらぶらしていたら、ふと気になったので思わず買ってしまいました。
こういう、「○○を理解するために必要な数学」的なタイトルの本には手を出さない主義でしたが、ここ最近は機械学習の勉強が煮詰まっていたこともあり、息抜きになればと思って読んでみました。
結論。
この本、めちゃくちゃ良書です。
機械学習の基礎であるパラメータ更新のアルゴリズムを、これでもかというくらい噛み砕いて解説しています。
しかも、アルゴリズムを語る上で欠かせない、数式(偏微分やベクトル内積、行列積など)からも逃げずに説明しています。
それも、高3レベルの数学がわかれば完璧に理解できる内容で…。
本書は、会話形式の軽い文体で読みやすく、それにも関わらず、機械学習のアルゴリズムの本質を理解することができます。
解説されている機械学習手法はごくわずかですが、数学科の方でも一読の価値ある本だと思いました。
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