『ロジカルデータ分析』を読んだ感想
- 2017.11.05
- 書評
はやくも3連休が終了です。
私はずっと都内にいましたが、サイクルモードに行ったり、舞浜方面へサイクリングへ出かけたりと充実した休暇を過ごせて、リフレッシュできました。
さて、そんな連休ですが、『ロジカルデータ分析』という本を読んでみました。
本書を読むことで、データ分析を新事業企画という立場でどう活用していけばよいのか、具体的なイメージ作りができると思ったからです。
巷にあふれるデータ分析系の本といえば、数理的な分析手法(多変量解析、機械学習、ニューラルネットワークなど)をテーマとしたものや、データ分析プロセスの現場への組み込み方を概念的に解説したものが多い印象です。
さて、そのような状況の中、この『ロジカルデータ分析』は以下を詳細に解説しており、従来のデータ分析系の本とは一線を画していました。
- ビジネスにおけるデータ分析の各工程におけるKGI、KPIの設定方法
- 収益増を目的にしたデータ分析のプロセス
- 定性的なデータ分析手法に関する多様なフレームワーク
過去と現在のデータからはじき出される分析結果だけでは、未来を正確に予測することは困難です。
未来を予測するためには、現場の経験と勘から導き出されるような感覚データも組み込む必要があります。
またアクションに必要なデータ分析結果(インテリジェンス)を得られても、アクションの実行主体(企業における意思決定者)を説得できなければ意味がありません。
そのためにはデータ分析にパッションを反映させなくてはなりません。
久々にいい本に出会えたと思います。
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