『仕事は楽しいかね?』を読んだ感想
- 2017.12.11
- 書評
以前から気になっていた、『仕事は楽しいかね?』を読んでみました。
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さて、読んだ感想ですが、よくある自己啓発本とは一味違う、独特な成功哲学が語られているなぁと思いました。
本書では、コカ・コーラやリーバイスの誕生秘話など、偉大な成功にまつわるエピソードがたくさんでてきます。
でもその成功は、綿密な目標や計画のおかげでなされたわけではないし、ただ口を開けて、偶然を待っていたわけでもなかったと言います。
想像力を働かせ、普通なら見過ごしてしまうようなことに対しても、臆せずに試していたからなのだと。
「僕たちはね、失敗するのを怖がりすぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ。」
また、ホーソン効果の解釈が斬新でした。
ホーソン効果は、実験結果が被験者の意識の持ちようによっては当てにならなくなってしまう例として紹介されることが多いです。
ですが、本書ではホーソン効果を、「試してみるこことに失敗はない」ことだと解釈しています。
決してアカデミックな本ではありませんが、明日から頑張ろうと心から思える本です。
「明日は今日とは違う自分になる」
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